こんにちは、garesuです。
8月5日は「発酵の日」だということをご存じですか?
味噌や醤油、納豆、ヨーグルト、ぬか漬けなど、私たちの食卓には、身近な発酵食品がたくさんあります。
普段は何気なく食べている発酵食品ですが、「発酵の日」をきっかけに、その魅力や暮らしの中での役割を少しだけ見つめてみませんか。
今回は、8月5日が発酵の日になった由来と、発酵が私たちの暮らしにくれる恵みについて、やさしくご紹介しますね。

8月5日は「発酵の日」
8月5日の「発酵の日」は、
はっ(8)こう(5)
という語呂合わせから生まれた記念日です。
発酵食品の魅力を、より多くの人に知ってもらいたいという思いから、味噌などを製造するマルコメ株式会社が申請し、2012年に日本記念日協会によって制定されました。
子どもたちが夏休みを過ごしているこの時期に、家族で発酵食品の魅力に触れてほしいという願いも込められているそうです。
記念日と聞くと、何か特別なことをしなければいけないように感じるかもしれません。
けれど私は、発酵の日は特別な料理を作る日ではなく、普段の暮らしの中にある発酵に気づく日でよいのではないかと思っています。
発酵の日は、暮らしに取り入れるきっかけの日
私が食べ物や腸内環境について意識するようになったきっかけは、子どもの便秘でした。
なかなか改善しない様子をそばで見ながら、
「毎日食べているものは、身体とどのようにつながっているのだろう」
「腸内環境を整えるために、家庭でできることはないだろうか」
と考えるようになりました。
そこから発酵食品や腸内細菌について学び始め、あらためて感じたのが、
身体は、毎日食べているものからつくられている
ということです。
もちろん、発酵食品を一度食べたからといって、すぐに身体が大きく変わるわけではありません。
それでも、毎日の食事を少し意識することは、自分や家族の身体を大切にすることにつながるのではないかと思っています。
私自身も、まだまだ勉強中です。
発酵の日を、難しい知識をたくさん覚える日ではなく、いつもの食事や暮らしを振り返る小さなきっかけにできたらよいですね。
発酵が暮らしにくれる3つの恵み
発酵食品には、昔から受け継がれてきた知恵が詰まっています。
ここでは、私が普段の暮らしの中で感じている発酵の恵みを、3つご紹介します。
いつもの料理を、もっとおいしくしてくれる
発酵の大きな魅力の一つは、食材のおいしさを引き出してくれることです。
例えば、野菜炒めを塩だけで味付けするのもおいしいですが、味噌や塩麹を少し加えると、コクやうま味が増し、味に深みが出ます。
同じ野菜や肉を使っていても、発酵調味料を加えることで、どこか満足感のある味になるように感じます。
発酵の過程では、微生物の働きによって食材に含まれる成分が分解され、うま味を感じやすい形へ変化していきます。農林水産省でも、発酵の魅力の一つとして、素材のうま味を引き出すことが紹介されています。
発酵は、特別な料理を作らなくても、いつもの一皿を少しおいしくしてくれる存在なのですね。

発酵食品は、腸のひそかなサポーター
味噌、納豆、ヨーグルト、ぬか漬けなどの発酵食品には、種類によって乳酸菌や納豆菌など、さまざまな微生物が関わっています。
また、大豆や野菜を原料にした発酵食品には、食物繊維など、腸内細菌に利用される成分が含まれているものもあります。
ただし、すべての発酵食品に生きた菌が含まれているわけではなく、菌の種類や製造方法、加熱の有無などによっても異なります。
そのため、「これさえ食べれば腸内環境が整う」と考えるのではなく、いろいろな食品をバランスよく食べる中で、発酵食品も取り入れていくことが大切です。
発酵食品は、目立つ存在ではないかもしれません。
けれど、毎日の食卓の中で、私たちの食生活をそっと支えてくれる「腸のひそかなサポーター」のような存在だと私は感じています。
▶︎ 腸内環境について、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。


時間をかけて、おいしいものへ変えてくれる
味噌や塩麹、醤油麹、ぬか漬けなどは、作ってすぐに完成するものではありません。
材料を混ぜ、温度や状態を見ながら、ゆっくり待つ時間があります。
その間にも微生物は働き、食材の味や香りを少しずつ変化させています。
発酵には時間がかかります。
けれど、ゆっくりと時間を重ねることで、素材がうま味やコクのある、暮らしに役立つ発酵食品や発酵調味料へ変わっていきます。
私も塩麹や醤油麹を作るときは、毎日少しずつ変わっていく様子を見ながら、出来上がりを待っています。
すぐに結果が出るものが多い今の暮らしの中で、「おいしくなるまで待つ時間」があることも、発酵の魅力なのかもしれません。

暮らしの中にある発酵を見つけてみませんか
発酵の日だからといって、特別な発酵食品を買ったり、難しい料理を作ったりする必要はありません。
冷蔵庫や食卓を見渡してみると、味噌、醤油、酢、ヨーグルト、納豆、漬物など、私たちの暮らしの中には、すでにたくさんの発酵食品があります。
いつも食べている味噌汁を、今日は少し味わって飲んでみる。
野菜炒めに使った味噌や塩麹が、どのように味を変えているのかを感じてみる。
自分の暮らしの中には、どのような発酵食品があるのか探してみる。
それだけでも、発酵を身近に感じるきっかけになると思います。
8月5日の発酵の日。
いつも何気なく食べているものの中にある、発酵の力や先人の知恵に、少しだけ目を向けてみませんか。
新しく何かを始めるだけではなく、
すでに暮らしの中にある発酵に気づくこと。
それも、発酵の日の楽しみ方の一つだと思います。
いかがでしたか?
「発酵の日」をきっかけに、いつもの食卓にある味噌や醤油、納豆、ぬか漬けなどを、あらためて見つめてみるのもよいですね。
発酵は、時間と微生物の働きによって、食材にうま味や香りを与えてくれます。
特別なことを始めなくても、すでに暮らしの中にある発酵に気づくこと。
その小さな気づきが、毎日のごはんを少しだけおいしくしてくれるかもしれません。

