【ワインの健康効果 発酵酒】

こんにちは、garesuです。

ワインのお話の続きで、今回はワインの健康効果についてお伝えしますね。

前回、酒類の分類をお伝えしました。
今回はまずワインの分類をお伝えさせていただきますね。

ワインの分類

ワインはいろいろな方法、基準で分類されます。

色による分類 

分類特徴主な品種の例
赤ワインぶどうの果皮・種も一緒に発酵させるため、渋み(タンニン)が強いカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール
白ワインぶどうの果汁のみを発酵させるため、スッキリとした味わいシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング
ロゼワイン赤ワインと同じ製法だが、短期間で果皮を取り除くため淡い色合いグルナッシュ、シラー、ピノ・ノワール

製法による分類 

分類特徴主な例
スティルワイン(非発泡性ワイン)一般的なワインで、炭酸を含まない赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン
スパークリングワイン(発泡性ワイン)炭酸を含むワインシャンパン、カヴァ、プロセッコ
フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)アルコールを添加して発酵を止め、甘みを残すシェリー、ポートワイン、マデイラ
フレーバードワインハーブやスパイスを加えたワインヴェルモット、サングリア

甘さによる分類 

分類特徴主な例
辛口(ドライ)ほとんど甘みがなく、すっきりとした味わいソーヴィニヨン・ブラン、シャブリ
中辛口(セミドライ)ほのかな甘みがあるリースリング(辛口)、ゲヴュルツトラミネール
甘口(スイート)しっかりとした甘みがある貴腐ワイン(ソーテルヌ)、アイスワイン

産地による分類 

分類主な産地(国・地域)
旧世界ワインフランス、イタリア、スペイン、ドイツなど伝統的なワイン生産国
新世界ワインアメリカ(カリフォルニア)、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、南アフリカなど

旧世界ワイン伝統的な製法テロワール(土壌・気候)を重視し、
新世界ワインは技術革新
品種の個性を活かしたスタイルが特徴です。

ワインの種類(酒税法の視点)

一般的なワイン

果実酒(ワイン)
→ ぶどうを発酵させて造るお酒。アルコール度数はおおむね9~15%
例:赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン

発泡性のワイン

発泡性果実酒(スパークリングワイン)
→ 炭酸ガスを含むワイン。シャンパンもこのカテゴリーに入る。
例:シャンパン、カヴァ、プロセッコ

酒精強化ワイン

甘味果実酒(フォーティファイドワイン)
→ 発酵途中でブランデーなどの蒸留酒を加えてアルコール度数を高めたワイン。
例:シェリー、ポートワイン、マデイラ

ワインは「果実酒」(醸造酒類)に分類される
スパークリングワインは「発泡性果実酒」
シェリーやポートワインは「甘味果実酒」

ワインは酒税法上「果実酒」として分類されますが、スパークリングワインや酒精強化ワインなど、細かいカテゴリーもあります。🍷✨

健康効果

赤ワインには、適量を守れば健康に良いとされる効果がいくつかあります。
ただし「適量」がポイントで、過剰に飲むと健康に悪影響を与えるので注意が必要です。

1. 心臓病のリスク低減

赤ワインに含まれるポリフェノール(特にレスベラトロール)は、血管を広げて血流を改善し、動脈硬化の予防に役立つとされています。

2. 抗酸化作用

赤ワインには抗酸化物質(カテキン、フラボノイドなど)が豊富で、体内の活性酸素を減らし、老化や生活習慣病の予防に貢献すると考えられています。

3. 糖尿病のリスク軽減(2型)

適量の赤ワインはインスリン感受性を改善する可能性があり、2型糖尿病のリスクを低減する研究結果もあります。

4. 腸内環境の改善

ポリフェノールが腸内の善玉菌を増やすという研究もあり、腸内環境の改善に一役買っている可能性があります。

⚠️ 注意点

  • 「適量」とは、1日あたりグラス1杯程度(約150ml)が目安です。
  • 毎日飲む必要はなく、「たまに少し」が健康的です。
  • 妊娠中、授乳中、服薬中の方は控えるべきです。
  • アルコールに弱い体質の方にはおすすめできません。

『ビールの教科書』(日本ビール検定協会)

日本ビール文化研究会

いかがでしたか?

赤ワインは、抗酸化作用や心臓病予防などの健康効果がある一方で、飲み過ぎると逆にリスクになります。
楽しく、美味しく、ほどほどにを心がけましょうね。

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